ここで紹介するまでもない、”闘うワイン商” こと 川頭義之氏が、Real Wine Guide誌で今回から ”イタリア通信” 連載を開始されました。
今回の記事は、まずは ”自己紹介” と ”これからの方針” についての意思表明となっていますが、その中でも ”ワイン商という立場で物書きをすると、自分が扱っているワインの紹介が多くなったり、他の人が扱っているワインにクレームをつけたり、などの自分本位な内容になってしまいそうですが、この場を借りて
「そのようなことは絶対に行いません」と宣言させていただきます。(本文より抜粋、事後承諾の予定(笑)) ” の件に改めてシビレテしまった次第です。
初めてワイン会でお会いしてはや5年、お付き合いさせて頂いている年月が長くなり川頭氏のワインに対する愛着・ポリシーが判ってくるにつれ、私も川頭義之・ジョバンナご夫妻、ならびに彼らの扱うワインのファンとなりました。私だけかも知れませんが、川頭さんの扱うワインって、どこか一本同じ”芯”が通っている感じがするのです。不思議なことに産地・品種が異なってもそれを感じるのです。最近では、新しく扱いを始められたワイナリーのワインを試飲して、 ”おー、これはこう来たか(意味不明)” と一人ニヤニヤするという孤独な楽しみ方もマスターしました(笑)。
3年ほど前に、”イタリアワイン最強ガイド” を出版された際、涙し絶賛するイタリアワインラバーもいれば、その内容に批判的な意見(特に飲食業界)もあったようですが(実際広島でもこの本をお渡ししたお店ではそのような意見を頂いた記憶があります)、変な誤解を解く意味でも、この度の連載開始は良い機会だと思います。もちろん、川頭節でイタリアワイン業界の問題点を鋭く炙り出したり、現地の作柄や新しい生産者の情報にも期待しています。
次号からの現地発の情報が本当に楽しみです。まずはおめでとうございます。
P.S. 同時に連載開始となったサノ・ヨーコさん、実は札幌MARUYAMAさんに結構お世話になっていまして、楽天出店時には、その大放出に狂喜し(笑)サルヴィオーニやレンテンナーノ、フォントディのオールドボトルを購入した記憶があります。こちらも楽しみにしております。