翌日は、お昼に前回訪問したホルモン天麩羅の名店”くりはら”にご案内し、新たなネタ ”びち” ”おおびゃく(大腸)”等、でんがくうどん、とろとろのスジのおでんを堪能しました。少しビールも頂いちゃいました(笑)。
夜のワイン会ですが、今回の会場は以前より何回もここでも紹介しています、、、、
焼肉処 月光苑 (広島市中区三川町9-22 1F 082-242-8298)
で、”焼肉とワインの夕べ” と題して行いました。
今回は、料理は会費制、ワインは各自1本持ち込み(焼肉と一緒に飲みたいワイン!)ということで、どんなワインが集まるか楽しみにしておりました。新メンバーも3名加わりフランクな雰囲気で始まりました。
左より
①スプマンテ ロゼ ブリュット プロゼオ 2006/レ・マンザーネ/ヴェネト州
②ランブルスコ コルレート 2006/ヴィラ・ディ・コルロ/エミリア・ロマーニャ州
③セッラロール ロゼ 2006/アルジオラス/サルディーニャ州
④カンディア・アルト 2002/チーマ/トスカーナ州
左より
⑤キャンティ・クラシコ 2005/サン・ファビアーノ・カルチナイア/トスカーナ州
⑥レ・クーポレ・トリノーロ 2003/テヌータ・ディ・トリノーロ/トスカーナ州
⑦スフルサート ヴァルテッリーナ 2003/ニーノ・ネグリ/ロンバルディア州
⑧チェルビオーロ・ロッソ マグナム 1996/サン・ファビアーノ・カルチナイア/トスカーナ州
⑨ブッチャート 2003(だったでしょうか?)/カ・ルガーテ/ヴェネト州
まずは①で乾杯!アルトロリヴェッロが扱うワインで実は私が一番本数を開けているワイン(笑)。辛口の泡・ロゼ・おしゃれなボトル・そして価格、お勧めの一本でどこに持ち込んでも好評です。今回、初めて口にする方にも好評でした。
次は本日唯一の白ワイン④、相変わらずキレがあって美味しい。しかしながら次の③でも感じたのですが、焼肉とあわせるとなると会場の気温が高いことから、泡と比べたらやや”ぬるい”印象でした。思い切って冷蔵庫にいれておいてキンキンに冷やしてから開始した方がより美味しく楽しめたかもしれません。③は昨年年末にも頂いたアルジオラスのロゼ。前回よりも冷やして頂いてたので、美味しく頂けました。ラグレインのロゼと比べ、南のロゼは華やかな印象です。
今回、月光苑の店長で我々のワイン仲間であるカッチェさんには、ある”宿題”を出してました。即ち”僕等は焼肉にあうワインを考えるから、カッチェさんはワインにあう焼肉を考えてね(笑)” 軽い気持ちで言ったのですがかなり悩ませてしまい申し訳ございませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。
で、彼の出した答えがこれです!
彼は何と、肉ではなくタレを工夫することでワインに合わせました。中央の緑色のタレ、これはなんとバジルベースなのです。セセリやリードボー、脂の多いコウネにも抜群に合いました。やったね!カッチェさん!
お肉ですが、全部の写真を撮っていないので印象的なものを
”タン2種” サシが入っているのはタン元(関節部)だと思います。珍味です。
”コウネ” さっと炙って普通はあら塩ですが、今回はバジル、抜群でした!
”肉の刺身” このままタレで大丈夫です。
”特上ヒレ” 焼いた後箸でちぎれます。
その他、レバー、ホルモン各種、〆のスープと色々でましたが、、、サーブと話で殆ど食べていません(涙)。
ワインですが、場が和んでそろそろ赤に入る前の最初の一本として②!私はこれが一番焼肉にはあうと思って周囲にも吹聴してますが、今回も納得!の一本でした。薄いランブルスコだとどうしても”酸っぱさ”が強調されてしまう。酸だけではなくタンニンと果実味もしっかりしたこれだからこそ、脂の多いカルビ等にもまったく負けません。ルカ・ダットーマ氏もバーベキューとかに合わせているのでしょうか?(笑)
次は⑤、カルチナイアの最新ビンテージです。2005は初めてですがタンニンが美味しいですね。エレガント系ですが、焼肉にあわせるならば少し冷やしぎみでも美味しいかも知れません。川頭さん、サーブするのを忘れてすみませんでした(笑)。そして、同じトスカーナの⑥、2003ビンテージでしたがかなりしっかり造ってある印象でした。キャンティに比べてこちらは甘めなので、このお店の甘めのタレにはあう印象でしたが、、、この辺りから目が行き届かなくなってきており、焼肉とのマリアージュは諦め、ワイン一本に集中していたと思います。
⑦はロンバルディアの著名ワイナリーが造るキアヴェンナスカ(ネッビオーロ)を陰干しして造る重厚なワイン。これはセカンドですが、非常に重厚な造りです。DOCGにもなっているんですね。確かにこれはお肉に合います。そしてメインは⑧、カルチナイアのフラッグシップ、96、しかもマグナム!ちなみに私が持ち込みました(笑)。熟成したワインだけが放つあの香り、お味も、、、素晴らしい。ワインの前で目をつむると、、、色々想像してしまいました。この頃になると皆さんお話に夢中なので、私は度々ワインの所に行ってボトルの色んな部位を堪能させて頂きました。昨年同じ96のノーマルボトルを開けさせて頂いたイタリアンのソムリエM氏が今回参加してくれていたので、感想を聞いたのですが、”いや~、マグナムっていいですね~”で意見が一致しました。本当に素晴らしいワインでした。あ、オリを食べるの忘れた(笑)。
〆はソムリエM氏が持参した⑨。ソアベの造り手ですが、これは通常と違い果皮と接した状態で発酵させる伝統的な手法で造られたワイン。確かに少し甘みを感じ、よく冷やしてデザートワイン風に飲むと良いかもしれません。流石!のチョイスです。
こんな感じで会は和やかに進みお開きとなりました。今回は焼肉ということで私も初めての経験で色々至らないことがあったと思います。”肉を焼く”という行為を伴うので席がどうしても固定しがちですし、正直肉とワインのマリアージュを楽しむというレベルまでに達していなかったと感じています。これは次回からの課題としてまた考えたいと思います。参加された皆様、お疲れさまでした。
途中から私は殆ど食べていませんでしたので、当然の如く二次会を提案しました。場所はT様行きつけの謎の小料理屋 ”はらだ”、広島でも知る人ぞ知るお店です。
ここは京都のおばんざいの形式なのですが、名物は実は広島風つけ麺です(笑)。”はらだ” という名前を聞いてピンと来た方は相当の麺好きとお察しします。後は、国産100%の手作りの餃子。大きいですが旨いです。
つけ麺のたれは右が標準ですが、左のように辛味無しで後から自分で調整することも可能です。おばちゃんのキャラとも相成って非常に楽しい二次会を過ごさせて頂きました。川頭さん&ジョバンナさん、T様、N女史、そしてはらだのおばちゃん、有難うございました。また来ましょう。
P.S.翌日朝の体重計では1.5Kg太っていました、、、、、