2日目で最高に盛り上がりかつワインを飲んで結構疲れが出ていた私でしたが、3日は予定通り仕事関係の先輩達とパーチェを訪問しました。
普段と異なり今回は4名での訪問なので、ワインのサーブにも興味津々でした。お約束のカヴァレッリのブリュットで旅の疲れをリセットして、まずは、、
ミューラートゥールガウ2006/リス・ラヴィス/トレンティーノ州
ドイツ品種ですが、南チロルでは広く飲まれているワイン。”清清しい!”という形容がぴったりでますます疲れを癒し食欲を増進させてくれます。ちなみに私はブラインドで”ファランギーナ”と判断しましたが大はずれでした(笑)。
うどんに近い食感の太麺のパスタ、蟹ソースでみその濃い味が格別でした。これに合わせて頂いたのが、、、
サエッタ2000/モンテ・ベルナルディ/トスカーナ州
2000年頃のブルータスのワイン特集で取り上げられ、当時探し回ったワイン(笑)。以前飲んだ1996はあまり印象がなかったのですが、今回は熟成が進みちょうど最初の飲み頃に入ったくらいでしょうか。思ったほど樽がきつくなく(溶け込んでいたのか?)、タンニンもまろやかで上のパスタには抜群に合いました!ちなみにブラインドでは”サンジョベーゼ”までは合っていました(笑)。
食事と共にワインは進んで行きます、、、、フォアグラのせのリゾットには、、
ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェラート2006/カッシーナ・タヴィン/ピエモンテ州
ピエモ ンテ土着DOCルケ。名前は知ってましたが飲むのは初めて。イチゴジャム・スミレのような香り、タンニンもまろやかでこれまた清涼感溢れるワインです。同席の方々はイタリアワインはあまり飲まれたことが無かったようですが、このワインとマリアージュにびっくりされ、”内藤マジック”にかかってしまわれたようでした(笑)。ちなみに私の予想では”グリノリーニョ”でしたので結構いい線行っていました、この辺までは(笑)。
メインは蝦夷鹿のグリル!これには、、、
バルコ・レアレ・ディ・カルミニャーノ1998/カペツゥアーナ/トスカーナ州
きれいに熟成した見本のようなワインでした。酸・タンニン・その他すべての要素が複雑かつ綺麗にまとまっていて、、、至福のワインでした。お尋ねすると今日の為に昨日から抜栓していたとのこと、、、感動の一言です。
”飲みたりないでしょう?(笑)”と言われ頷くと、、、とどめに、
チェルバイオーナ1995/チェルバイオーナ/トスカーナ州
ブルネッロで有名な蔵のこれはスタンダードライン。この頃はサンジョベーゼ100%だったとのことで、口に含むとしっかりタニックで鉄を感じます。熟成したサンジョベーゼを堪能しました。
ドルチェワインですが、、、イタリアでは珍しいアイスワインを頂きました。もう、昇天です(笑)。
同席された方々も大満足のようでした。それにしても、この引き出しの多さと組み立ての妙、そして心地よいサービス。本当に得難いお店です。東京の方が羨ましい(笑)。