翌日、横浜で仕事があった私ですが夕方より新橋に移動し、”戦うワイン商” 川頭さん主催のワイン会に参加させて頂きました。場所は汐留イタリア街にある ”
ラ・ロッジャ”、思いっきり迷子になり電話して”JRAの前です”とサジェストしてもらったのですが、JRA前にはイタリアンがたくさんあった(笑)ので更に迷い結局5分遅刻してしまいました。
川頭さんの東京でのワイン会に参加するのは今回で3回目ですが、今回が多分一番人数が多く初対面の方々も多かったのですが、5年前初めての川頭さんのワイン会から存じ上げていて、今回この会を仕切って頂いた
Maurizioさんのお顔を拝見して、少しほっとしました(笑)。
さて会の方ですが、皆さん各自ワイン1本持ち込みということで様々なワインが並び壮観でした。あまりにも数が多かったのと(10本以上あった、、、詳しくはMaurizioさんのブログに載ると思います、、、)、途中でワインそっちのけでお話に没頭してしまった為あまり写真をとっておりません。記憶があるものと写真があったものを・・・
チェルビオーロ・ロッソ1997/サン・ファビアーノ・カルチナイア/トスカーナ州
サンジョベーゼ主体にかベルネ・メルロがブレンドされたこのワイナリーのフラッグシップワイン。1999、2000、2001と飲んできましたが1997は初めて!口に含むとしっかりとサンジョベーゼのしっかした酸とタンニンが歯茎にキューっと纏わり付きます。その刺激ほど味が主張していなくまろやかで甘く感じるのはブレンドされたブドウと熟成の技なのでしょうか?3~6時間かけてゆっくり飲みたいワインですね。
イル・カンタンテ2003/?/シチリア州
ネロ・ダヴォッラ100%。懐かしい”Simply Red"のヴォーカルが絡んでいるワインだそう(何年か前日本でも話題になったような、、、)です。川頭さん曰く、”日本に1本しか無いワイン(笑)” お味は、、、ネロ・ダヴォッラとは多分わかんないくらいのエレガント系!最近このブドウからなるワインはグルフィが代表的ですが本当にエレガントになってきた感があります。
ちなみに左奥に見えるのは白ワインたちのトリを飾った2本だったのですが、2本とも少しイッチャッテいたようです。この2本を持って来られていたお二方が私の左向かいに座っておられたのですが、いやお二方のイタリアワインに纏わるお話の面白いこと!右のグラヴィナーのリヴォラ・ジャッラ97を一口飲まれた時のリアクションは忘れられません(笑)。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2001/ラ・フォルトゥーナ/トスカーナ州
これの頃にはかなり出来上がっていたのですが(笑)、これもまたエレガントなブルネッロ!今飲んでもパワフルで美味しい!抜栓後の時間やデキャンタの有無等をお聞きするのを忘れたのが残念。
そして、、、
モンテルボ2001
マグナム/チーマ/トスカーナ州
トスカーナの雄チーマの、これはメルロ100%の最上級キュべ、しかもマグナム! 2001!
メルロ100%ですが、しっかりタニック、おそらくデキャンタして3時間くらい経っていましたが”今起きた?”という感じでした。グラスに入れて待つとかなり香りが拡がり”お花畑(笑)”メルロのお花畑は久々です。お味は、、十分美味しいのですがまだ閉じぎみ、というとんでもないワインでした。Maurizioさん、有難うございました。こんなものを飲めるなんて、、、、
会ですが終盤にもなると席を替わられて色々な方とお話する事ができました。
アルトロリヴェッロの伊東氏ともお会いできて広島での試飲会の開催をお願い致しました(笑)。私の左に座られていた方とはワインそっちのけでコアなサッカーのお話をさせて頂きましたし、日本で一番ウンブリアワインを飲まれている(笑)という向かいの方からもコアなお話を拝聴できました。川頭さんの本の出版に関わられた文芸春秋の方ともお話させて頂き、かなり刺激になりました。
昨年も感じたのですが、川頭さんのワイン会には皆さん特別高級な物ではなく手頃で美味しいワイン達を持ち込まれます。これならば気兼ねなくワイン会も楽しめますよね。2月に広島でやる会も川頭さんと相談してそのような会にしようと思います。ちなみに今回私はクリュ・シャーレ・シャルドネ2002を持ち込みましたが、、、美味しかったですよ!西野さん!
あっという間に4時間が経ち、お開きとなりました。川頭さん、Maurizioさん、会に参加された皆様、本当に有難うございました。また機会があれば宜しくお願いします。
こうして私はよい気持ちで(笑)新橋のホテルまで歩いて帰ったのでした、、、