今年二本目は昨年から噂のこれです。
バルベーラ・ダスティ ラ・バルラ1999/カーゼ・コリーニ/ピエモンテ州
醸造家であるオーナーが極少量ボトリングしている逸品。SO2の使用も無し。リアルワインガイドであの佐野さんが高ポイントを挙げていたので気にはなっていましたが。年月が経っている1996は不安なのでPassし今回は1999ビンテージを。
若干樽が効いた感じが最初ありますが、すぐに果実味・甘く濃いタンニンが口を支配します。20分程置くとグラスの中で綺麗に溶け込みあって、野生を感じる旨みのあるワインへと変貌しました。非常に男性的ですが乱暴でもない(笑)と言った感じでしょうか。今までのバルベーラのイメージとは大分違います。スピネッタのスーペリオーレとポテンシャルは同じくらいですが、味が全く異なりこちらの方が”ぶどう”を感じます。エレガントなのにね、これが自然農業の賜物なのでしょうか?値段を考えれば確かにお得!なワインであることは間違いないでしょう。
幸いにも1996年ビンテージも入手できましたので、落ち着いたらまた紹介します。