2年くらい前からシチリアワインに凝ってます。最近インポーターさんが色々なワインを紹介してくれますので、日本で飲めるバリエーションも増えました。ちょっと前になりますが、世界ウルルン滞在記でシチリアのレストランで修行するお話を見て、さっそく(笑)何人かでシチリアワインを開けました。
左より
①ランブルスコ・コレート2003/ヴィラ・ディ・コルロ/ロンバルディア州
②ビアンコ・デル・モンジベッロ1 2004/フランク・コーネリッセン/シチリア州
③ロッソ・デル・モンジベッロ1 2002/フランク・コーネリッセン/シチリア州
④アルモニウム2003/フィリアート/シチリア州
①はシチリアではないのですが、一年冷蔵庫に放置されていたので飲んでみました。2002年に比べコクが薄い気がしていた2003年ですが、一年たつと多少熟成したのでしょうか?タンニンとコクが酸味にしっかり溶け込んでバランスよくなっていました。
②・③は昨年突然現れた新興ワイナリー。ベルギー人ワインバイヤーと日本人女性によってシチリアで生み出された、俗に言う(私が言っているのではなく一部インポーター・酒屋ですよ)自然派(笑)ワインらしく、一年前に一部の酒屋のメルマガで熱狂的に宣伝されていたワイナリーです。当時は正直胡散臭さも感じ、手を出しませんでしたが、今回その日本女性が書かれた文を読む機会があり試してみようと購入しました。
②は色んな白ブドウを混ぜて造ったとのこと、グラスに入れると濃い・濃い!12度くらいから始めたのですが、この段階でも肌理細やかさが感じられ驚き。温度が上昇するにつれ、馬脚を現すかと思いましたが、意外とミネラル系が強く・かつシルキーです。香りや果実味はそれほど感じません。1時間置きましたが飲むべきポイントが最後まで定められませんでした。でも丁寧に造られていることは感じられました。③はネレッロ・マスカレーゼ主体、、、私があまり感動したことのないブドウ品種です、、、、が、これはよかった!繊細でシルキー、バランスがよい、翌日試してみたかったのですが飲んじゃいました。これらのワインはバリックやステンレスを使わず、アンフォラという古代からの素焼きの壺で熟成されるそうですが、その効果は?・・・・私には理解できる術がありません(笑)。
④はネロ・ダヴォッラ100%の私の大好きなワイン。2003年から値段も4000円くらいと大分安くなりました。③を飲んだ後だとバリックが強く感じられますが、タンニン・酸が負けていない!高い位置でのバランスが保たれたエレガントなワインです。以前よりも果実味が感じられるのは何故?