以前告知していましたように、大阪の
西野さん主催のワイン会が昨日広島で催されました!
会場ですが、、、
宮島口、桟橋近くにある、
トラットリア ピッツェリア ポリポさんです!
お店からは宮島に渡る連絡船も間近に臨むことができます。
午後12時に9名が集合、まずは乾杯の泡から。
Franciacorta Millesimato ELECTO 2001 Majolini
10年物のフランチャコルタ。軽く熟成が入っていてたまりません(笑)。泡のきめ細かさも相変わらずイイ。これに併せるのは、、、
鳥取県倉吉産の岩牡蠣。ミルキーだけどそれ以上に新鮮な牡蠣の肉の味をしっかり感じました。美味!採ったばかりのをそのまま海で食べている感じです。
今回のワイン会ですが、イタリアの代表的なぶどう品種によるワインが熟成したらどうなるか?それを感じ取ってもらうという趣旨です。こうなると普通は赤に偏重した会になりがちですが、、、流石西野さん、、、
Prin Freet 2006 Vie di Romans / Prin Freet 2007 Vie di Romans
いきなり白の垂直、しかもヴィエ・ディ・ロマンスの超レアなリーズニングです。06は果実味に溢れとろ~りとした味、対する07はフレッシュで酸がプツプツ刺激します。時間が立つと07は落ち着いてきますが、キャラクターの差は歴然。これは熟成による違いではなくビンテージによる違いかな?と私は勝手に解釈しました。
前菜の盛り合わせ。瀬戸内の小魚のフリットと白トリッパのサラダは特にワインに合いました!
お次の白がまた面白いんです、、、
Manna 1996 Franz Haas/ Manna 2009 Franz Haas
リースニング、ゲベルツ、ソービニオンブラン、シャルドネの混醸。私は99が初体験でこの蔵のピノグリなんかも結構好きだったりします。13年の違いは写真のように、、、
一目瞭然! 96がほんと、いい感じに熟成しており、スモーキーだが酸もある、トラミナールから来ているのかあの独特のとろみのある飴のような甘さがタマリマセン!09もバランスよく美味しいのですが、こういうのを体験しちゃうと片っ端から熟成させたくなってしまいます(笑)。
このあたりで、ピッツェリア ポリポさんのピッツァタイム!
種類は一番上しか解りません(笑)。特に激ウマだったのは下から二番目。
そして、いよいよ赤の登場!まずはアリアニコ!
Taurasi 1982 Mastroberardino / Taurasi Radici 2006 Mastroberardino
密かに好きなアリアニコ、
昨年夏大阪の西野さんの会でアリアニコの古酒のポテンシャルの高さは経験済みです(笑)。06からまずいきましたが、06? 飲み易い~という印象です。まだ06なのにこんなに飲みやすくていいのでしょうか?(笑) 82は、、、やばいです(笑)。昨年体験したボトルよりもまだまだしっかりしており、ス少し梅香かかった酸が歯茎を刺激します。これはヤバイワイン(笑)。80年代は低迷してたというマストロベラルディーノですが、ノーマルのタウラージでもこれ。恐ろしいです。
mezzi paccheriというパスタです。瀬戸内の魚介の濃厚な味がしみこんでおり、パスタ自体の独特の固目の食感もあり、魚介系で熟成した赤で受け止めるには最適の料理の一つと思いました。
次はサンジョベーゼ、
Chianti Classico Riserva Rancia 1985 Felsina / Chianti Classico Riserva Rancia 2006 Felsina
これも素晴らしい!85は ”おまえ85じゃあないだろう?” と突っ込みたくなるほどボディが重厚。ランチアは久しぶりに飲みますがこんなにしっかりしていたんですね、以前機会があった時、もっと古酒を買っておけばよかったと反省(笑)。
ここでメイン料理の登場、、、、
ラムちゃ~ん!
アリアニコ、サンジョベーゼと来れば、赤のトリは、、、、無論ネッビオーロ。
Nebbiolo d'Alba Valmaggiore di Vezza d'Alba 1982 Bruno Giacosa/ Nebbiolo d'Alba 2008 Bruno Giacosa
個人的には古酒はネッビオーロが一番好きです。しかも情報によればこのワインのネッビオーロはロエロの物! ロエロのネッビオーロ、好きなんですよね。
08は実は西野さんの所で購入していたのを先日毒見済でした(笑)。初日は硬かったですが2日目には全開!でスミレ等のお花畑(笑)。本日のは開始温度がちょっと高めだったせいか、最初から開き気味で美味しく感じました。82の方はピエモンテは優良ビンテージとのこともあり、期待していましたが、、、最初は閉じ気味なんですよね、これが、びっくりしました。一時間くらいできれいに開いてお花畑(笑)でしたが、その頃私は本分夢を見ながら会に参加していました。皆様、すみませんでした(笑)。
その間にラムちゃんが解体されてきました。本当に柔らかくて美味しい!
夢見ごごちで頂いたドルチェ
(笑)
宴は4時前まで続きました。イタリアの古酒を単体で飲むことは機会としてはあるでしょうが、垂直、しかも同時に数種類の品種を垂直する機会はめったにありません。そういう意味でも、昨日参加された方々は本当に幸運な方々だと思います。
個人的にも赤の古酒を2x3という形で比較試飲するのは初めてでしたので熟成した後の品種の違いを自分なりに感じることができて本当にためになりました。ここで告知してこの会の存在を知っていてても事情があって参加できなかった方。来年こそはぜひご参加を!会費15000円、ありえません!
にしのさん、本当にお疲れ様でした、そして有難うございました。ポリポの皆様も素晴らしい料理とホスピタリティを提供して頂き有難うございました。紹介してよかったなとしみじみ思っています。またやりましょう!