今年のクリスマスワインです。何故か白(笑)。
ドゥ・トゥン2006/ヴィエ・ディ・ロマンス/フリウリ州
久しぶりのドゥ・トゥンですが、やはり味の厚みが違いますね。大体グラスで一時間くらい放置して変化を楽しむのですが、非常にドラマチックでした。最初はまだ青い柑橘系の香り、ぴりぴりした感じのミネラルを感じます。口に含むと、、、酸が圧倒的です。温度が上がってくると、今度は少し熟した柑橘の香り、レーズンやバニラの香りも。味は口に入れるた時はふくらみが増して蜂蜜のニュアンスも出てきますが、後に美味しい酸はしっかり残ります。時間と共に、温度が上がると共に、色々な要素が渾然一体となったまま複雑さを増していきます。ポテンシャルは落ちません。至福のワインでした。
次は違うキャラクターのワインが飲みたくなり、ちょっと熟成しているかな?と思って選んだワインです。
ピノ・グリージョ1997/ジローラモ・ドリーゴ/フリウリ州
熟成感を感じようと思っていたのですが、瑞々しすぎるほどフレッシュなワインでした。和三盆の様な甘さ、キリリと締まった酸、香りはお花畑(笑)、熟成には程遠いワインでした。”ラベルの張り間違いじゃない?”と疑いたくなります(笑)が、いや、もちろん美味しいんですよ。正統派のフリウリで心強く感じました。