先週末は私の仕事関係の7周年の会でした。7年前の2002年はイタリアではバッドビンテージ(笑)と言われていますが、今回はちょっと高級ラインがどうなっているか2本開けてみました。
左より
①ドレエ・フリウラーノ2006/ヴィエ・ディ・ロマンス/フリウリ州
②ジャスト・ディ・ノートリ2002/トゥア・リータ/トスカーナ州
③パレオ・ロッソ2002/レ・マッキオーレ/トスカーナ州
④レ・スタンツェ1995/ポリッツァーノ/トスカーナ州
①は一年熟成させてみましたが、昨年飲んだ時よりもミネラル感が薄くなり、蜂蜜のような甘みが増していた印象です。とは言え、特有の苦味はしっかりとありますので薄っぺらくなった印象は毛頭なく、むしろボディの輪郭がはっきりした印象です。グラスが大きければもっと楽しめたのにな~。
ここから2002年2本。同時に開けて様子を見ていましたが、先に飲み頃になったのは②です。カベルネ特有の甘みもしっかりあり酸もギリギリですが(笑)バランスを保っている印象。余韻が少々短いですが、飲みやすく美味しい。ちょっと杏や樽から来た干草系の良い匂いもいい感じで溶け込んでおり、今が飲み頃かも知れません。③は、タンニンの粒粒間が非常にきめ細かくエレガントですがタンニンがちょっと突出した印象で、更に一時間ほど待ちました。かなりバランスが良くなり余韻も長なったのですが、果実味がタンニンにちょっと付いていってない印象です。とは言えボディの重量感は②を凌駕しており酸もしっかり残っていますので、もう数年してから試してもよいと思います。
④は状態の良いものが入ったのでカベルネつながりで開けてみました。今のとラベルがちょっと違います。第一印象はちょっとまだ沈んでいる(笑)感じでしたが、時間と共に目覚めてくれて30分程でバランスが取れ色々な香りもでてきました。ドンピシャ!では無く若干ピークを過ぎた感じでしたがよい経験をさせて頂きました。
2002年は今回のクラスのものはまだまだ美味しいし若い印象です。飲むまでの時間やグラスに工夫がいると思いますが、これからも楽しめそうです。