5日目は、何も予定を決めていませんでした。元気があればシエナかアレッツォに行こうかとも思っていましたが、元気はアリマセン(笑)。ので、自由行動にしました。
まずはメルカートへ。相変わらずアヤシゲな雰囲気です。
3年前よりも更に日本人の販売員が増えていました。チーズは3年前に買ったお気に入りのお店へ。他よりかなり安いのです。
八百屋には面白い形のトマトが。
ここで別れて、両親は美術館巡り。私は頼まれていた買い物をこなしに行きました(笑)。1時頃何時もの屋台にランプレドットのパニーニを食べに行ったのですが、いつものおばちゃんでなくおっさんと息子?。息子?が作るランプレドットは…正直美味しくない、残念。
あまりにも疲れたのでホテルで仮眠。5時前より行動開始。
ヴェッキオ橋近くのこのエノテカ、ワイン以外にワイングッズも充実!色々買い込みましたよ(笑)。
夕飯?はこちらで、
Le Volpi e l'Uva です。
エノテカにワインバーが併設されていますが、結構席も多い。カウンターに一人で座りましたが、日本人のスタッフもいらっしゃいました。
この日は気温25度! のどが渇いていたのでヴェルナッチャを一気に(笑)。
二杯目はヴェルメンティーノ・ディ・サルディーニャ アテのチーズとハム類は絶品!
三杯目は、密かなマイブーム、ヴィーノ・ノーヴィレ・モンテプルチアーノを。TALOSAです。
疲れで酔いが早く回り、ホテルに戻ると両親は寝ていました(笑)。なので、この日はこれでお仕舞いです。
シチリア最終日は、午前中1時間ほど市内を最後の散策。
最後の日も素晴らしい天気でした。
海沿いの崖の道を、普通に旧式の500が走り去って行きます。
駐車場ではお約束の光景が(笑)
タオルミーナを10時半に出発し、カターニャ空港へ。昼食はバールで簡単に済ませました。ピサ行きの飛行機に乗り、ピサから高速バスを使って、無事に、
フィレンツェに到着!
すぐに私は買い物へ(笑)
夕食ですが、日本人なら誰もが一度は訪れたことがあるだろう、このお店へ、
ristorante Il Latoni です。
初めて訪れたのはかれこれ12年前ですが、その頃と変わりありません。日本人がこれだけ居るのにも関わらず地元の客が多いのも、この店の人気度が覗えます。
いつも頼む豆のスープ と
豆(笑)。
肉のラビオリと
肉の煮込み(美味!)
ワインは赤のハウスワインがテーブルに置いてあり、飲んだ分だけが請求されます。昔はこんなラベルや藁は付いてなかった(笑)。
今も昔も変わらないお店です。これからもずっと変わらずにあって欲しいですね。
車は南へ下り一度海沿いに出た後北上します。
ベニシダの黄色い花が咲き誇っていました。
到着したのはNote。シチリアバロック建築が満喫できます。
ドゥオーモ。この建物の色と空の色との対比は見惚れてしまいます。
街の奥に進み着いたのはニコラーチ通り。両側の建物のバルコニーには、
様々な彫刻が施されています。しかも一体一体異なる!
↑が一番好き(笑)
街に戻り、向かったのは
”Cafe Sicilia" シチリアNo1!のCafe。
美味しそうなお菓子がいっぱい!(笑)
皆好きなものを注文し屋外で食べました。真ん中のグラニータは
専用のパンをつけて食べます。こちらではよく朝食がわりにこうするそうです。
C500,かっこいい!
どれか一つ買って帰ればよかった…
大急ぎで回ったツアーでしたが、大変満足のいくものでした。ガイドさん、有難うございました。
タオルミーナに戻り、しばし休憩。明日は出発なので買い物に出ました。
ホテルの向かいにあるお店。"Slow Food"が気になります(笑)。入るとワインのコーナーに何と3年前に訪れたワイナリー、Biondiの”M.I.2008”がありました。購入しようとすると、横に居た男性が、”お前、M.I.を知っているのか?”と訪ねてきました。”3年前に訪れた、M.I.も2007は持っている”と答えると、”おお、俺は彼と友達なんだ、他にもXxXxと友達XxXX…”と止まらなくなり、最後に”俺の店だ、食べに来いよ”と名刺をくれました。
最後の食事を決めてなかったので、買い物後夜9時すぎて訪れたのは、
"Osteria nero d’avola " です。(すごい名前、居酒屋山田錦みたい(笑))
中に入ると一階は満席、二階に案内されました。ワインリストは…はっきり言ってやばい(笑)。シチリア全土のワインが本当にたくさんオンリストされています。BiondiのEtna Biancoが飲みたいと言うと在庫切れとのこと。赤が飲みたかったのですが両親が白を望み、結局選んだのは、
Etna Bianco puddara/Tenuta di Fessina
最後のetna bianco。はっきり言って、一番酸っぱく感じたワイン(笑)。でも病み付きになりますね。
こちらのオステリアでは、まずオリーブオイルが三種類でました。パンにつけて味を比べて欲しいと言う趣向です。やはりマニアック(笑)。写真が暗くて申し訳ないのですが、ラベルのあるラグーサ産の物が一番ぴりりとしてパンの味が引き立つ感じでした。きっとあの店でも売っていたんだろうなあ、買わなかったことを後悔しています。
料理ですが、結構満腹だったので、まずは”Sasimi"とある一皿を注文してみると、
まんま刺身でした(爆)。真ん中のは醤油、本格的な味でした。さすがSlow Food系。
はずれか?(笑)と思いましたが、この海の幸とアスパラのパスタは旨かったです。
このツナのフェトチーネも美味しい。もっと色々食べたかったのですが、お腹が限界。こちらも再訪して、今度はワインも堪能したいですね。
最後の夜まで堪能できた一日でした。
三日目は、現地ガイドの案内で南部の三つの小さな街を観光しました。
タオルミーナを出発してシラクーサを過ぎた所で内陸に進み…二時間もすると、
見覚えのある風景が。この地方特有の石積みです。そう、ラグーサに近づいてきました。
新市街から旧市街イブラ地区に向かって下ると…
イブラが目の前に入ってきます。以前訪れた時はは夕暮れ時で幻想的でしたが、日中もイイ。
角度の違う所から。どこからみても圧倒されます。
イブラ地区に向かう道沿いの家。壁に雑草が生えているのですが(笑)、絵になります。
イブラ地区に入って背後を振り返ると
こんな感じです。正面手前にある教会はマルタ騎士団が建てたとのことで、扉にはロッカベルナルダと同じ紋章が入っていました(笑)。
街に入り南から北へ北上すると
ドゥオーモが見えました。昼間も美しい!青空とこの地方特有の黄色がかった石とのコントラストが素晴らしいです。
ドゥオーモ広場にある一軒のジェラード屋。
こちらは何とワインのジェラードがあります。私はBrachetto&Roseで頼みましたが、クリーミーな中にワインの香りがほんのりのっていて美味しかったです。
時間が来たので次の街へ(笑)。
谷間の街、モディカです。
まずは向かいの谷の中腹にありますサンジョルジョのドゥオーモへ。
美しい建物です。空がやばいくらい綺麗。
モディカと言えばやはりチョコレート(笑)。谷間に降りて向かったのは、
"ANTICA DOLCRIA BONAJUTO" モディカの名店です。たくさん買いましたがもう無い(笑)。
先に買い物をして、昼食は私が行きたかったお店を予約してもらってました。
Ristorante Fattoria delle Torri です。モディカは美食の街らしいのですが、こちらはSlow Foodな食事で有名とのこと。
本当はランチコースを味わいたかったのですが、時間が無いのと両親があまり量食べれないので(笑)、みなさん一皿ずつアラカルトで。私は二皿(笑)。
突き出し?は、リコッタチーズのムース。これだけでも後が期待できる美味しさでした。
まずは皆さんが選んだ一皿
豆とチーズのラビオリ
トリュフとクリームのスパゲッティーニ
小さいつぶつぶのパスタ魚介風味。サルディーニャにこんな料理あったような…
皆さんワインはグラスで。白は
SULICCENTI INSOLIA/ Terre di Giurfo ラグーサ県のワインでインツォリア100%。ふくよかですが酸の切れもあります。ビオ臭は全くなし。
私は
(多分)野生のウズラのグリル
ラグーサ牛とチーズのラビオリ(劇ウマ!)
ワインはグラスの赤も追加、
"NIVURO"/ FEUDO DI SANTA TRESA です。ヴィットリアのワイナリーで自然派の様。でもビオ臭無し。Nero d'AvolaとCabernet Sauvinionのブレンド。マイルドで口当たりの良いワインで2杯も頼んでしまいました(笑)。
総じてこちらのお料理は繊細な印象です。いい素材をシンプルに仕上げているのですがかなり突き詰めているので洗練されています。はっきり言って素晴らしい!絶対再訪したお店となりました。
食事も終わり、ほろ酔いで(笑)、最後の街に向かいます。
ツアーから戻り休憩。夕食は翌日お世話になるガイドさんのお勧めのお店へ、、、
Ristorante Granduca Taormina さん
ウンベルト一世通り沿いにありますがちょっと入り口が判りにくい。入ってすぐの階段を下りると入り口。
PizzeriaとRistorante、どちらで食事するかと聞かれるので、Ristoranteでとお願いすると、
テラス席の方へ、開店すぐでしたので海を臨める特等席へ案内して頂けました。絶景!
食事ですが、ここでもやはり魚介系
ここの名物の”Granduca"。スモークした魚と新鮮な生魚とのコンビネーション。はっきり言ってすごく美味しいです。
タコのカルパッチョ。薄切りしたパインとの組み合わせは新鮮でした。
定番ですがカラスミのパスタ。オリーブオイルがすごく効いていました。
これまた定番のイワシとフェンネルのパスタ。こちらのはちょっと太めで短く、イワシもかなり細かく刻んであります。同じメニューで店による違いを比べるのも楽しいですね。(他のメニューがイマイチ判らないのもありますが…)
ワインですが、
Petralava Bianco Etna DOC/ Antichi Vinai
こちらのレストランですが、Etna Biancoは2種のみ。で、勧められたこれを頂きました。かなりミネラルが強い割にはボディがやや軽めで、前の晩のより酸っぱく感じましたが、潮風が当たるテラスではこちらの方が合っているような気がしました。これも美味しい!
夜になるとこんな感じに
雰囲気も素晴らしいです!
こういう観光地のロケーションの良い店は料理はイマイチとの先入観があるのですが、こちらは料理、景色、雰囲気そしてサーヴィスも満足できる(仕切ってくれたチョイワルおやじ風カメリエーレは最高でした!)ものでした。また是非共訪れたいお店です。こちらで修行した日本人が横浜?で同じ名前でお店出しているようです。
ホテルまでの帰路の途中の写真。街はまだまだ賑やかでした。