先日、川頭さんのワイン会に出席したメンバーと何人かで ”反省会” と称して飲みました(笑)。食べ物は持ち寄りということだったのですが、自家製のフォカッチャや野菜の煮込み、マグロの握りや石見牛のタタキ!、定番のホルモン天ぷらや様々なデザートが並び、私がパスタの腕を振るう機会はありませんでした(笑)。ワインですが、
左より
①フランチャコルタ・ロゼ2001/カヴァレッリ/ロンバルディア州
②ドレエ・トカイ・フリウラーノ2005/ヴィエ・ディ・ロマンス/フリウリ州
③バジリスコ2003/バジリスコ/バジリカータ州
④ロッソ・ディ・モンタルチーノ1997/サルヴィオーニ/トスカーナ州
①で乾杯!流石にこの値段のフランチャコルタになると、高級感というか泡の感じや香りがまったく違いますね。キンキンに冷やしていたのでいい具合に刺激されて食欲を増進させてくれました。
今回は、イタリアワインの飲み手として中々のメンバー(笑)がそろいましたので、いつもと趣向を変えてブラインドをしてみました。②ですが、抜栓して1時間半たっていたせいもあるのでしょうか、、、”トカイ”と答えた人は皆無、1名”ヴィエ・ディ・ロマンス?” 後は ”シャルドネでは無い(笑)” ”南の白?”等々、、、トカイのあの苦味というか金属っぽいエグさが全く感じられないんです。③もまた判りにくかったようで、、、こちらもカンパーニャのアリアニコに比べて、タンニンが細かくまろやかで、むしろ甘みを感じます。”シチリアの赤” ”サンジョベーゼでは無い(笑)”等々、、でも皆さんの評価は”美味しい!”でした。
ここで、メンバーの一人が本日誕生日であることが判明!サンジョベーゼ好きということでセラーの中を物色して出てきたのが④。数年前の誕生日に一人で飲んだ記憶がありますが、これが手持ちの最後の一本、飲むメンバーは相応しいと考え抜栓してみましたが、、、本当に美味しかったです。以前イル・カルボナイオーネ1997を開けましたが、あれに比べて熟成はまだ進んでおらずダークチェリーっぽい香りや果実味は嬉しくなるくらい綺麗に感じることができました。飲んだ感じもタンニンのエグさは全く無く酸も十分に残っており、”ああ、ロッソってこんな感じになって行くんだ”と思いました。どう言えばいいんでしょうか、重くもないけど軽くもない、何か、ブルゴーニュの熟成した感じにニュアンスが似ています。余韻も長くエレガントでした。
ついでに今回は色々試してみました。左から
①モスカート・パッシート・ソリ2001/モンキエロ・カルボーネ/ピエモンテ州
②ヴィン・サント1994/イゾーレ・オレーナ/トスカーナ州
③グラッパ・ディ・ハーブ(ボトリング2001)ロマーノ・レヴィ/ピエモンテ州
④グラッパ・ディ・バローロ1996/ベルタ/ピエモンテ州
①はモンキエロ・カルボーネが造るパッシート。飲み口はあっさりしていて少しコーヒーの香りもします。廉価なデザートワインなのでお薦めです。②は誕生日の方がヴィン・サント好きだったので開けました。1994年というオフビンテージ、13年物、少々心配でしたが、、、美味しい!と皆声を上げるくらい美味しい。何でしょう、この飲み物。ちなみに手元にあったヴェロネッリ2001年度版では94点とっていたんですね、、まだ少し残っていますのでクリスマスあたりに(笑)。
③は、グラッパのリクエストに答えて。もう今ではバカ高くなり中々買えないお酒の筆頭。アートラベルとかあのお爺さんのカリスマ性など色々宣伝されていますが、私がこちらのグラッパが好きなのは、すっきりしていて飲み易いからです。ちょうど焼酎のハナタレと同じ感じでしょうか。ハーブ入りは一本3万円近くになった今、遠い存在となりつつあります。④は日本で人気のベルタのグラッパ。数年前大阪のワッシーズでマッキオーレのワイン会に参加した後、アフタで出してもらい知ったグラッパ。値段を考えれば③よりこちらの方がまだ良心的でしょうか?こちらも飲み易いですし。
その後、グランマニエ100周年記念ボトル(秘蔵)などを飲みながら色々お話が弾みましたが、、、反省と次回の展望は・・・どうなったんだっけ?
こんな感じで昼1時から始まった会ですが、ホストの私がおそらく5時半くらいに爆睡し会はお開きになったようです。いつものパターンですがすみませんでした(笑)。