さる12月1日に、モンキュールで忘年ワイン会を開催しました。お忙しい中9名参加して頂きました、有難うございました。このブログが開設されて5年の記念とも銘打っていましたが、特に何もしませんでした(笑)。いつもと同じ、普通のワイン会です。
ワインですが、こんな感じです。
ブロセッコ・ロゼ/レ・マンザーネ/ヴェネト州(写真無し)
写真左から
①ピノ・ビアンコ2007/テルチッチ/フリウリ州
②ゲベルツトラミナール2007/ケラーライ・トラミン/アルト・アディジェ州
③モスカート・ダスティ2007/モンキエロ・カルヴォーネ/ピエモンテ州
④ロッソ・イブリオ2007/グルフィ/シチリア州
⑤ロエロ・スルゥ2006/モンキエロ・カルヴォーネ/ピエモンテ州
⑥ロッソ・ディ・モンタルチーノ2004/ビオンディ・サンティ/トスカーナ州
⑦パレオ・ロッソ2001/レ・マッキオーレ/トスカーナ州
まずブロセッコでで乾杯!色が今の時期向きです。久しぶりに飲みますが、想像以上に甘口でした(笑)。これならばワインが苦手な人でも大丈夫でしょう。①はチッチの中でもレア物。というか、フリウリでは珍しいピノ・ビアンコ100%のワインです。かなりミネラルが前面に出ています。マニアックですが十二分にフリウリの白を感じさせてくれるワインでした。②も久しぶりで、ゲベルツ特有のライチ香が満開です!ミネラルが軽い分苦味を感じにくくクイクイ飲めるワインで、女性陣に人気でした。
赤ですが、まずは鉄板の④。開けてすぐに飲みましたが、十分まろやかでバランスが取れていました。”焼肉が食べたくなった”のは私だけだったでしょうか?(笑)。⑤は久しぶりのスルゥです。ネッビオーロ100%ですが、きつくなく薄くも無い、バランスの取れた飲み頃なワインです。この色の薄さにこの骨格!正に正統派のネッビオーロです。最近安いネッビオーロをよく見かけますが、バローロ・バルバレスコ地区の早飲み向け?(DOCGではないという意味)ネッビオーロはどうしてもタンニンが強すぎる印象が強く、頭でっかちの割にはボディが細い印象が多い。北部のネッビオーロを以前”これこそネッビオーロ”と飲ませて頂いたことがありますが、実に薄っぺらいワインでした。結論、DOCGでないネッビオーロはロエロに限る(笑)。
⑥はブログ開始年度にかけて持参しました。ちょうど第一の飲み頃に入ったくらいで、角は取れており、ジューシーでタンニンもきめ細かく、正にエレガント!なワインです。値段はちょっとお高いですが、2004年のブルネッロの方向性(2004のブルは力強さが売りでは無く、エレガントが売りのワインになりました←by 内藤師匠)を確認するには良いのでは?
そして⑦ですが、2年前に川頭さんを初めて広島にお迎えした時にマグナムで出したワインです。カベルネフラン100%になって初めてでしたが、その旨さに驚愕したのを記憶しています。2年たってどうなっているか楽しみでした。熟成感はまだまだ感じず、むちゃ旨です!。スケールの大きさを非常に感じるワインですので、大ぶりのグラスでゆっくり飲みたいですね。
デザートワインとして③です。モスカート(マスカット)からなる甘口・微発泡。この季節に飲むと、ホンワカ幸せな気持ちになれますね(笑)。
なんかかんやで宴は3時間続きました。メンバー同士の会話も弾み、ワインのコンディションやサーブの順番も問題無く、良い会だったと自負(笑)しております。皆様、お疲れ様でした。