広島時代から大変お世話になっていたルーチェ・デル・ソーレ、この2月に京都に移転されてこのたびやっと訪問することができました。りりたさんご夫妻、Woodyさんご夫妻、ご同伴して頂き有難うございました。
まずは料理から、、一口サイズのアミューズの後は、、
小鯵のバーニャカウダ風 少し前までは小鰯でされていたとのこと。おくらが美味しい(笑)
前菜三種 真ん中のカレー風味の穴子にやられました
ここでお魚 スズキのロールキャベツ風 トマトソースにもスズキの旨みがしみこんでいます
豚ほほ肉のタリアテッレ 非常にルーチェらしい一品
フランス産鴨にギリギリだけ火を通したもの これも本当に美味しかった!
ワインですが、りりたさんの提案により赤はサンジョベーゼ縛りということで皆で持ち込みました。
左より
①サンジョべート1990/バディア・ア・コルティヴォーノ/トスカーナ州
②ロッソ・ディ・モンタルチーノ1995/ラ・チェルバイオーラ/トスカーナ州
③キャンティ・lルフィーナ・モンテソーディ1997/フレスコバルディ/トスカーナ州
④アルボレウス2004/パオロ・ベア/ウンブリア州
⑤マキシモ2000/ウマノ・ロンキ/マルケ州
⑥(写真がないですが)シャルル・プジョアーズNV/シャンパーニュ
⑥でさくっと乾杯しましたが、熟成に入りかけの素晴らしい状態で思わず ”これがNV?”と思ってしましました。次にどれを開けるかで皆で相談しましたが、まずは赤を一本ということで③(一番状態がよさそうだったので(笑))。まだまだ若く色もルビーが濃い状態。半分残して次は④、トレビアーノです。少し冷やして始めましたが温度が上がった方が香りがたちました。予想より酸が少し弱いのでボディがおとなしく感じます。冬に飲んだらまた印象が変わるかも。
続いて私が持ち込んだ①。コルクの状態が素晴らしかったです(笑)。色は少しレンガ色、香りは樽がしっかり溶け込みいい塩梅の熟成香、干しプラムや柿の香りもします。味は、、、酸・果実味ともしっかり残っていて美味しい!時間が経つとドンピシャ!でした。このあたりから②をあけ、赤を3本平行して比べながら飲み始めました。②は95ロッソですが予想通りまだまだしっかり若いです。最初は少し固く感じましたが(①の後ですのでしょうがないです)、開いてくるとイチゴジャム、鉄ミネラル、特有の枯れ草系ハーブ香が満開です。①との比較試飲は本当に面白かったですね。
最後はレア物の⑤。マルケのデザートワインですが、味わいの印象としてはビンサントに近いものが感じられます。いい経験をさせて頂きました。
今回初めて”広島風ではない” ルーチェの料理を頂きましたが、株崎シェフの腕は益々冴えてきていると感じました。というか、”のびのびと” されていますね(笑)。
それにして、小池ソムリエのサービスは素晴らしいですね!的確なアドバイスはもちろんのこと、お部屋に来るタイミング、そして笑顔(笑)! つくづく広島は惜しい人を失ってしまったと痛感しました。
皆様も是非一度お立ち寄り下さい!